今日は祖父の27回忌法要だが、母に「出なくていい」と言われていたので、朝食を食べながら今日1日のスケジュールを立てる。職場に置いたままの荷物がまだあるので、まずはそれを取りに行き、そのあとは買い物やランチなどで時間を潰すことにする。
普通であれば、私の父は祖父の長男なので、その一人娘である私はなにはともあれ法事にでるべきであるはずなのだ。なのに母が私に出席しなくていいと言ったのは、今現在親戚間で少々もめごとがあり、風向きによっては「リカちゃんが本家を継いでムコさんをもらうべきでしょう」ということになりそうだからだ。母の身近にお婿さんをもらってうまくいかなかった人がいて、その相談を何度もされてウンザリした経験があるため、私には一刻も早く嫁に行って欲しいのだ。そんなわけで、今日親戚一同(といっても叔母夫婦とその息子ともうひとりの叔母)が集まるいい機会なので「リカは間もなく嫁に行くことが決まっていて、もう本家を継ぐことはできないので期待しないで欲しい」とハッキリ宣言してくる、とはりきって(?)法事へ出かけた。
私はまず学校へ行き、書物やスケッチブックなどの私物をダンボールに詰めて車に積んだ。そのまま100円ショップへ行き、ローションパック用の圧縮シートや印鑑ケースなどを購入。その後ふと思いついて市立図書館へ行く。最近本の購入に少しお金を使いすぎているなと反省し、新刊でどうしてもすぐ読みたい本以外は図書館を利用してみようと思ったのだ。受付で数年前に貸し出しカードを作ったはずだが紛失したことを伝えると、すぐに再発行の手続きをしてくれた。群ようこかもめ食堂」、山崎ナオコーラ「カツラ美容室別室」、石田衣良小川洋子のエッセイを借りる。「かもめ食堂」は映画を見て以来いつか原作を読もう読もうと思いつつ機会が無かった本。それ以外は、その場でなんとなく選んだ本なので、もしかしたら最後まで読まないで返すことになるかもしれない。借りた本を持って、カフェに行き遅いランチ。食後に紅茶を飲みながらゆっくり読書をする。ここで「かもめ食堂」は半分以上読んでしまった。
16時ころ帰宅。母も法事から帰ってきていた。私の今後についてみんなに話をし、納得してもらったから、こころおきなく嫁に行けと言われる。
ハルマの風邪は長引いていて、土日も仕事だったはずなのに結局家で寝込んでいたよう。季節の変わり目、私も気をつけねばと思う。