近々、正式に入籍することになった。
4月1日のエントリーにはふさわしくないけれど、正真正銘ほんとうのこと。昨日というか本日早朝午前3時、ハルマから「高い指輪も買ってあげられないし、前々から話しているような複雑へヴィな家庭の事情があるけれど、そんな俺でもいいのか」と訊かれ、私が「いいよ」と答えて、決まり。これがプロポーズということになるのかな。エイプリール・フールなのに、いいの?
ハルマの言う「家庭の事情」はここには詳しく書けないが、確かにヘヴィだ。けれど、これからの私達の新生活に直接的に影響を及ぼすことではないので、私はそんなに気にしていない。これまでの私の30数年だって同じくヘヴィなことがけっこうあったから、それに関してはハルマに負けてない。大事なのは、これから。
早朝プロポーズの後、自宅に帰って少し眠ろうと思ったが、気分が高揚しているのかなんだか眠れなかった。ハルマと出会う前のいろいろなこと、出会ってからのいろいろなこと、亡くなった父のことまで思い出してしまい「やっと、こういうことになったよ」と少し泣いた。
結局2時間ほどうとうとしただけで起床。朝食後、洗濯と掃除をしたあと身支度をしてウォーキングがてら不動産屋さんへ向かう。以前1人暮らしをしたときにもお世話になった不動産屋さんで、入籍して夫となる人と一緒に住む部屋を探しにきたことを伝えたら、よかったねぇと言ってくれた。同職していた先生から紹介された物件のほか、条件にあてはまる物件の見取り図をいくつかコピーしてもらう。土日にいくつかの物件を内見させてもらう約束をして事務所を出る。
すぐ近くが市役所だったので、婚姻届の用紙をもらってくる。用紙2枚と記入の仕方の紙をもらう。チラッと見た感じ、いっぱい書くところがあってなんだか面倒くさそうな第一印象。あとでじっくり書き方を勉強(?)しよう。
帰宅後昼食を食べ、もらってきた見取り図のコピーを見て欲しいので今夜仕事が終わったら会いたいことをハルマにメールする。午後は睡魔に勝てず少し昼寝。夕食後、仕事が終わったハルマと待ち合わせし、ファミレスで見取り図を見ながら新居についての相談をする。自分1人で見たときはわからなかった長所短所をハルマに指摘され、頼もしく思う。4月半ばまで鬼のように忙しいハルマだが、土日はなんとか時間を作って一緒に内見に行く予定だ。
披露宴も新婚旅行もいらないと言った私だが、指輪くらいはやっぱり欲しいかなと思い、高価じゃなくてもいいからデザインのいいペアリングを店舗やネットで探し、お互い交換することにした。
ついこの間まで「入籍はまだ先」と思っていたのに、急速にいろいろなことが決まっていく。今夜はちゃんと眠れるだろうか。4月1日が終わり、明日の朝目が覚めたら「全部嘘だったよーん」なんて全てなかったことになったらどうしよう。実感するのはまだまだ先になりそう。